女性の薄毛の対策
日々の生活を送る中で、知らず知らずのうちに薄毛になりかねない行為をしている可能性があります。
薄毛対策するほどでもない症状だからと日頃の習慣に流されたりせず、薄毛対策として今からできる事をしましょう。
まず、薄毛が気になり始めたら、下記の6つのポイントを確認しましょう。
- まずは正しく現状把握
- 正常なヘアサイクルでも1日の抜け毛は80〜100本程度
- 抜け毛の量が数か月以上病的に多い→専門医受診を考慮しましょう
- 身体疾患が隠れていないかを鑑別
- 内科疾患や婦人科疾患などがあれば、何よりも優先して治療
- 特に問題がなければ「体内バランスを整える」ことを意識する
抜け毛は何か問題があってすぐに生じるものではありません。
そのため、数か月前に何か原因がなかったか、さかのぼってみましょう。
予防・対策のポイント
食生活の見直しを行う
髪の成長には栄養バランスを考えて食事をとることが大切です。髪はケラチンというタンパク質を主成分としているため、良質なタンパク質を含んだ食事をとらないと、髪の原料が不足してしまいます。
また、ビタミンやミネラルといった成分も髪の成長には欠かせません。これは髪の新陳代謝を促進したり、頭皮の健康を維持するために必要となります。
「髪の原料」は足りていますか?
1. まずはタンパク質を増やす
- 髪の毛の主な成分はタンパク質
- 1食あたり、手のひらサイズのタンパク質(120gほど)
2. 複合炭水化物が不可欠
- 複合炭水化物は、髪の毛の成長に必要なエネルギー源
- 食事と食事の間が4時間以上あいてしまう場合は、野菜や全粒粉クラッカーなどヘルシーな複合炭水化物で間食をとることを心がけてください。
3. サプリメント補給
- ビタミンやミネラルのサプリメントから毛包への栄養を強化するのはとても効果的…ただし、健康的な食事なくしてサプリメントの効果は引き出せないです。
- 補給例:鉄、ビタミンC、ビタミンB12、ビタミンD3、銅、亜鉛、セレニウムなど
バランスのとれた「栄養補給」が重要
心身の健康にも大切ですが、バランスのとれた食事は髪の毛にも重要です。
- タンパク質
- 炭水化物(糖質):白いものよりも茶色いもののほうが血糖値が急上昇せずおすすめ
- ビタミン
- 脂質:動物性よりも植物性がおすすめ
- ミネラル
これらの栄養素を積極的に摂るようにしましょう。
十分な睡眠をとる
髪の毛は就寝中、頭皮に十分な血液が流れ、栄養が行き渡ることでより成長します。昼にうけた髪や頭皮へのダメージは寝ている間に働く免疫細胞やホルモンによって修復されています。この為、夜更かしをすると毛母細胞の分裂は低下し、髪の成長の妨げとなってしまいます。できるだけ早寝を心がけ、十分な睡眠をとるようにしましょう。
ストレスをためない
ストレスは髪の成長を妨げるだけでなく、あらゆる病気に悪影響であると言われています。過度のストレスを受けることで自律神経やホルモンバランスを乱して血行不良を起こし、毛根に栄養分を十分運べずに抜け毛に繋がってしまいます。
働く女性が増えてきている昨今、仕事や人間関係で悩む人も少なくなく、何らかのストレスを感じてしまうことがあると思いますが、自分なりのストレス発散方法を見つけて抜け毛を予防し、薄毛対策を行いましょう。
「運動習慣」を定着化
「ウォーキング」「ジョギング」「マラソン」などの有酸素運動を基本として、無酸素運動(筋トレ)も取り入れるのを習慣化するのがベストですが、日常生活でなかなかできないことが多いです。
そのため「ながら運動」をして、少しでもカロリーを消費するようにしましょう。
「ながら」でできる有酸素運動
- 起き抜けに全身を伸ばすストレッチ
- 歯磨きしながらスクワット
- 通勤/帰宅時、ひと駅多く歩く
- エスカレーターより階段を選ぶ
- 掃除
- 寝る前のストレッチ
注意点としては、睡眠の質が下がってしまいますので、寝る前の運動は避けましょう。また、入眠後90〜120分ほどで、成長ホルモンが最も分泌されます。眠っている間に成長ホルモンの7割が出てしまいますので、夜型の生活はできるだけ朝型の生活に改善するようにしましょう。
薄毛対策に良い
シャンプー方法
頭皮環境の悪化は薄毛につながるため、シャンプーでの対策は必要です。毛穴に汚れ・余分な皮脂詰まりや乾燥があると、頭皮のターンオーバーが乱れて大事な栄養素や酸素が全体に上手く行き届かなくなります。
そうなると、丈夫な髪の毛が育たず生えてくる毛が毛穴に埋もれてしまうこともあるのです。
正しいシャンプーの仕方や頭皮の清潔を保つことが改善への近道となります。