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名古屋院
謹賀新年
謹んで新春をお祝い申し上げます。
旧年中はお世話になり、誠にありがとうございました。
今年もスタッフ一同、皆様が通いやすいクリニックを心がけて参りますので変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
2023年が良い年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。
皆様、ブラッククミンをご存じですか?
ブラッククミンとはカレーのスパイスに使われているのに有名ですが、
実は古代エジプトの頃から「死以外のすべてを治癒できる」とまで言われている万能薬でもあります。
健康増進効果に関する研究論文も多く1200本以上もあり
注目の食材であることは間違いありません。
例えば橋本病の患者様に1日小さじ半分のブラッククミンを8週間投与する研究があり、結果TSH(甲状腺刺激ホルモン)の値が大幅に改善しました。
※円形脱毛症と合併しやすい橋本病が挙げられます。
その他にもブラッククミンの効能には
鎮痛作用、抗菌・抗炎症作用、抗カビ・抗ウイルス作用、抗酸化作用、降圧作用、気管支拡張作用、インスリン感作、肝臓保護作用などがあります。
上記の効能から「2型糖尿病」「高血圧」「抗てんかん」「喘息」などへの効果が期待されています。
これらの病気に悩む人にとっては夢のような食材であることが言えます。
ただ、「健康効果をうたう食材は、多くの方が副作用を考えず盲目的に摂取しやすい」という事が心配になります。
「薬も摂取しすぎれば毒になる」という事は言われなくても分かると思いますが、
多くのサイトがブラッククミンシードの良い面ばかりをまとめているので、
注意喚起の意味も含めて副作用・毒性についてもお話したいと思います。
ブラッククミンは、和名を「ニオイクロタネソウ」と言い、英名が「Black Cumin」、
学名は「Nigella sativa」と言います。
スパイスとして食用に使われるのは「ニゲラ・サティバ(Nigella sativa)/ニオイクロタネソウ」で、園芸品種の「ニゲラ・ダマスケナ(Nigella damascena)/クロタネソウ」は毒性のあるアルカロイドを含むので食用に適しません。
そもそも日本でニゲラ・サティバが栽培されたり、自生していることは少なく、見かけるニゲラは大体園芸品種のダマスケナであることが多いです。
ブラッククミンシード(Nigella sativa)自体の毒性と副作用
ニゲラ・ダマスケナの種子にはアルカロイドという毒性が含まれていると書きましたが、実はニゲラ・サティバにもアルカロイドは含まれていることが分かっています。ただ、ニゲラ・サティバのアルカロイドの毒性は非常に低いことから食用にできているようで、過剰に摂取することはやめた方が良いです。
実際にブラッククミンをレシピへ取り入れたい方へ
・カレーのスパイスとして加える
・野菜炒めなどに小さじ半分~入れていただく
・クッキーやマフィンやワッフルなどの焼き菓子に小さじ半~1加える。
・チャイに小さじ半分加える。
など良い香りがするため、いろいろな使い方ができます。