発毛剤育毛剤との違いや効果・副作用について
みなさん育毛剤と発毛剤の違いはご存じですか?
ここでは発毛剤について、どんな効果・副作用があるのか、
また市販の発毛剤とクリニック処方の発毛剤の違いについて解説していきます。
発毛剤と育毛剤の違い
発毛剤 | 育毛剤 | |
---|---|---|
目的 | 髪の毛を生やす | 髪の毛の成長を促す |
期待できる効果 | 新しい髪の生成を促す | 頭皮環境の改善・抜け毛の予防 |
分類 | 医薬品 | 医薬部外品 |
発毛剤と育毛剤は、成分や効果が全く異なります。
主な違いは「ミノキシジル」という成分の有無です。
発毛剤
発毛剤は、毛母細胞の働きを活性化させて、新しい毛髪が生えてくる手助けをします。
発毛剤には「ミノキシジル」という成分が入っており、日本では唯一、髪を生えさせる成分の外用薬として認可されております。
育毛剤
育毛剤は、”今ある髪の毛の”成長を促進させ、髪が太く長く、より丈夫に育ちやすい環境を整えます。
また、薄毛の原因物質の生成を防いで、抜け毛を防ぐ効果もあります。
なお、育毛剤には「ミノキシジル」は配合されていないので、発毛効果は期待できません。
発毛剤に含まれるミノキシジルとは?
ミノキシジルは日本で唯一髪の毛を生えさせる成分の外用薬として認可されています。もともとはアメリカで血管拡張剤として処方されており、副作用で毛が濃くなるという報告があったため、発毛剤としての開発が進みました。発毛効果のある外用薬として、アメリカのFDA(日本の厚生労働省のような機関)が認可し、現在では世界的に認められている薬剤です。
ミノキシジルの入手方法
ミノキシジルはドラックストアや薬局で市販されていますが、濃度は市販のものは2~5%です。
5%以上のミノキシジルが欲しい場合は、AGA専門クリニックを受診し、医師に処方してもらいましょう。
ミノキシジルは含有量が多いほど高い発毛効果が期待できますが、その分副作用のリスクも高まることから、医師の処方が必要になります。
発毛剤(ミノキシジル)は、頭皮の状態を見ながら適切な濃度を用いてこそ効果が期待できます。
より効果的な治療を望む方には、AGA専門クリニックでの処方をオススメします。自己判断で使用することは避けましょう。
発毛剤と育毛剤は
どちらを使用すればよいか?
育毛剤と発毛剤とは、毛髪の状態や目的により使い分けることが重要です。
育毛剤は、頭皮のコンディションを整えながら、残っている毛髪を育てます。
頭皮が目立ってはいないものの、髪の毛が細くなってきたと感じる方や、毛髪の太さやハリコシが無くなってきたと感じる方には、育毛剤がおすすめです。
それに対して育毛剤は、頭皮が目立ってきたと感じる方に推奨されます。
男性型脱毛症(AGA)の可能性が考えられるため、ミノキシジルを使用した発毛治療をおススメします。
発毛剤の使用がおすすめ
生え際、つむじが目立ってきたと感じる方
全体的にボリュームダウンしたと感じる方
育毛剤の使用がおすすめ
今ある髪の毛を育てたい方
髪の毛が細くなってきたと感じる方
髪の毛のハリ・コシがなくなったと感じる方
なお、頭皮が目立つほど抜け毛が増えてきた方は、AGA(男性型脱毛症)を発症している可能性があります。その場合はミノキシジル含有の発毛剤を使用するとよいでしょう。
発毛剤の効果・使用期間
育毛剤
一般的に、育毛剤の効果が実感できる期間は「3ヶ月~半年」が目安です。
育毛剤は使用してすぐに効果を実感できるものではありません。
髪の毛にはヘアサイクルがあり、新しい髪が生えるまで早い人で3ヶ月、遅い人では半年ほどかかるため、 効果を感じるためには最低半年間は使い続ける必要があります。
発毛剤
一般的に、発毛剤(ミノキシジル外用薬5%製剤)の有効性は、1日2回の塗布で最低でも4ヶ月程度の使用が効果の判定には必要とされています。
なお、毛髪が成長する程度には個人差があり、本剤は誰にでも効果があるわけではありません。
6か月間使用して、脱毛状態の程度、生毛・軟毛の発生、硬毛の発生、抜け毛の程度のいずれにおいても改善が認められない場合は、使用を中止し、医師または薬剤師にご相談ください。
壮年性脱毛症以外の脱毛症であったり、脱毛が他の原因によるものである可能性があります。
AGA治療でどれくらい発毛する?
平均的に6ヶ月程度で効果を実感できる方が多い!
-
Case.130代 MO型
- Before
- After〔6ヵ月後〕
[治療内容]アドバンスト発毛治療
[治療価格]35,200円(税込)
[副作用]
この治療により起こる可能性がある副作用
頭皮のかゆみ、肝機能障害、リビドー(性欲)減退など -
Case.240代 O型
- Before
- After〔5ヵ月後〕
[治療内容]アドバンスト発毛治療
[治療価格]35,200円(税込)
[副作用]
この治療により起こる可能性がある副作用
頭皮のかゆみ、肝機能障害、リビドー(性欲)減退など -
Case.350代 M型
- Before
- After〔8ヵ月後〕
[治療内容]アドバンスト発毛治療
[治療価格]35,200円(税込)
[副作用]
この治療により起こる可能性がある副作用
頭皮のかゆみ、肝機能障害、リビドー(性欲)減退など
早い方では治療開始からわずか3か月で改善が見られる場合もあります。平均的に6か月程度で効果が実感できる方が多いです。ゆっくりの方で1年経って効果が現れる方もいます。
また、発毛する量についても個人差があります。当クリニックで治療を受けた患者様の症例を参考にご覧ください。
詳細情報を開くと、生活習慣や遺伝などの影響もご覧いただけます。
発毛剤の副作用
副作用は、必ず現れるわけではありません。
副作用の症状にも個人差があります。
育毛剤・発毛剤を使う場合は、まずAGA治療専門のクリニックの医師に相談をし、正しく理解したうえで、正しく使用することが大切です。
場合によっては、頭皮環境を悪化させる場合もあるので、要注意です。
もし副作用が表れた場合は、すぐに医師に相談しましょう。
- ・赤み
- ・発疹
- ・胸の痛み、心拍が早くなる
- ・頭痛、めまい、気が遠くなる
- ・原因不明の体重の増加、手足のむくみ
発毛剤と育毛剤は併用できる?
育毛剤と発毛剤の併用はおすすめできません。
有効成分の吸収を妨げて効果が発揮できない可能性があること、また、副作用による頭皮トラブルのリスクが高まる可能性 があります。
育毛剤や発毛剤は、商品1つで十分な効果が得られるように成分の配合量や割合が調整されています。
複数の薬剤を併用してしまうと成分のバランスが崩れてしまい、有効成分が十分に吸収されず、本来得られるはずの 育毛効果を発揮できなくなります。
複数の薬剤を併用してしまうと、相性の悪い成分が混ざり合う可能性があるため、副作用による頭皮トラブルのリスクが高まります。
商品同士で配合成分が重複している場合は、成分の吸収量が増加し、かえって頭皮に悪影響を与える可能性もあります
それぞれの薬剤を効果的に使用するためにも、誤った使用方法や薬剤の併用はやめましょう。
絶対に生える発毛剤はあるのか?
患者様にとって薄毛の状態や適したミノキシジルの濃度は異なるため、誰にでも効果のある発毛剤というものはありません。市販の発毛剤はミノキシジルの濃度が2〜5%となり、ご自身で判断して使ってみるしかありませんが、クリニックでは濃度5%以上のミノキシジルの処方が可能です。また、医師が患者様に適したミノキシジル濃度の発毛剤を処方するため、より高い発毛効果が期待できるでしょう。
男性用発毛剤と女性用発毛剤の違い
男性用発毛剤と女性用発毛剤は、ミノキシジルの濃度や配合されている成分が異なります。女性用発毛剤には女性の頭皮悩みにあわせた成分が含まれているため、女性は必ず女性用の発毛剤を使用しましょう。なお、女性が旦那様の発毛剤を一緒に使おうと思われることがありますが、女性は男性よりも肌が敏感なことが多く、男性用発毛剤を使用すると肌が荒れてしまうケースもあるため注意が必要です。
市販の発毛剤とAGA専門クリニック処方の発毛剤の違い
ドラッグストアや薬局でも発毛剤は購入できますが、クリニックで処方されるものよりミノキシジルの濃度は低いです。ミノキシジルは高濃度のほうが高い効果が見込まれるため、しっかりと効果を出したい方はクリニックで発毛剤を処方してもらうほうがよいでしょう。ただし、高濃度のものが必ずしも患者様に適しているとは限りません。クリニックではどの程度のミノキシジル濃度が適しているか、治療効果や頭皮の状態などを確認しながらその都度適したものを処方してもらえるため、一人ひとりにあった治療をお受けいただけます。
飲む発毛剤はあるか
ミノキシジルを含む発毛剤には、塗り薬と飲み薬があります。一般的にミノキシジルの飲み薬をミノキシジルタブレット(ミノタブ)と呼び、体内から成分を取り入れるため高い効果があるといわれています。しかし、その分副作用のリスクが高くなってしまうため、ミノキシジルの発毛剤は自己判断で使用しないようにしましょう。
よく効くおすすめの発毛剤!
どの発毛剤が適しているかは患者様によって異なります。そのため、一概におすすめの発毛剤をお伝えすることはできません。一つお答えできるとすれば、発毛剤は市販のものとクリニック処方のものがあり、クリニック処方のほうがミノキシジル濃度が高くなります。また、クリニックであれば医師が患者様の状態に適した発毛剤を処方してくれるため、より効率よく薄毛治療を行えるでしょう。
AGA治療に発毛剤は効果的か?
AGA治療には内服薬による治療と外用薬(発毛剤)による治療があり、外用薬による治療は高い発毛効果が期待できます。内服薬には薄毛の進行を抑制する働き、発毛剤には発毛を促進する働きがあるため、併用することでより効果的なAGA治療ができるでしょう。